舗装工事

舗装工事と聞いて何を連想しますか?
中にはアスファルトを施工する工事を連想される方もいらっしゃると思いますが、実はそれだけではありません。

自動車やトラックなどが通りやすい舗装道路をつくるためには、しっかりとした路盤が必要になり、さらにその下に安定した支持力を発揮する路床が必要です。

そんな舗装工事には幅広い知識が必要になります。
まずは基礎から学んでいき、舗装工事を知識を身に付けていきましょう。

◆舗装でできる道路とは?

道路は大きく分類すると、4つの層からできています。

・1層目:表層(ひょうそう)
普段よく目にしている黒いアスファルトの層

・2層目:基層(きそう)
表層と同じアスファルトでできた層

・3層目:路盤(ろばん)
主に砕石(じゃり等)でできている層

・4層目:路床(ろしょう)
主に土でできている層

※それぞれの層の間には、乳剤(にゅうざい)という接着剤の液体が散布されています。

◆道路ができるまでの手順

【Step 1】現場の測量
発注者様から設計図や現場の情報を把握&現場を確認。
準備として必要なマーキングを行います。

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【Step 2】路床工事
路床の厚さは約1mほど。
ブルドーザーやモーターグレーダーという重機を使用して均していき、ローラーの付いた重機で締め固める。

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【Step 3】路盤工事
路床の上に砕石等を撒く。
その後モーターグレーダーで敷均しをして、ローラー重機で締め固める。

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【Step 4】基層工事
基層は加熱されたアスファルト混合物を、アスファルトフィニッシャーという重機を使用して路盤の上に敷き均していき、ローラー重機を使って均一に締固めていく。

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【Step 5】表層工事
表層は道路の交通荷重に接する最上部の層であり、車や人間が接するところ。
摩耗に強い・水に強い・平坦ですべりにくい・ひび割れず変形しない・美しく仕上がっている、ということが条件。
材料も基層工事で使用したアスファルト混合物より密度の高いものを使用。

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